ドアミラー コントローラ 回路図

 
 
 
 
 
 
 
 
回路動作の説明
 
車始動時の動作
 キーをアクセサリポジションにすることにより、D3を通して電流が流れ、RL3が動作する。
 RL3の動作によりD5およびD7を通してRL5およびRL7が動作する。
 この時ミラー内部の接点はCがOFF、OがONになっている。
 RL5が動作することにより電流がrl5-1→M→O→rl5-2と流れ、モータによりミラーが開く。
 ミラーが開き終わるとOがOFFとなり、モータは停止する。
 左ミラーも同様にRL7の動作によりミラーが開く。
 運転中はこの状態となっている。
 

キーを抜いた時の動作
 キーが抜かれるとアクセサリの電源が切られる。
 しかし、RL3は自分の接点rl3-1およびrl2-1を通して電流が流れ動作し続けている。
 D2は逆流防止のためのダイオード。
 

車から降りて、ドアを閉めた時の動作
 キーを抜いてから運転席のドアを開けるとカーテシSWが閉じ、RL1が動作する。
 RL1が動作したことによりC1のコンデンサへの電源が切られ、C1の電気はR1を通して放電する。
 次にドアを閉めたときカーテシSWがOFFとなり、RL1は復旧(動作しない状態)する。
 RL1が復旧するとrl1-1が閉じるので、C1に電流が一瞬流れる。
 C1に流れる電流はTR1で増幅され、RL2が一瞬動作する。
 RL2が一瞬動作することにより、RL3の電流が切られ、RL3は復旧し、rl3-1がOFFとなる。
 RL2の動作はすぐに終わり、rl2-1は再びONとなるが、RL3は自分の接点がOFFとなったため、動作はしない。
 RL3が復旧することにより、rl3-2を通して動作していたRL5およびRL7も復旧する。
 RL5が復旧することにより電流がrl5-1→M→C→rl5-2と流れ、モータによりミラーが閉じる。
 ミラーが閉じ終わるとCがOFFとなり、モータは停止する。
 左ミラーも同様にRL7の復旧によりミラーが閉じる。
  この状態では全てのリレーが復旧しており、バッテリーは消費しない。
(この状態でもR1、R2およびR3に電流が流れるが0.4mA位の電流なので問題はない)
 

ドアミラー制御SWの動作
 通常はAUTOポジションにしておくことにより、上記のような動作をする。
 OPEN側にするとRL5またはRL7が強制的に動作し、ミラーが開く。
 CLOSE側にするとRL5またはRL7が強制的に復旧し、ミラーは閉じる。