目次
→
事例集
→
車で活用する電子/電気回路
→
ヘッドランプ点灯確認装置
ヘッドランプ点灯確認装置作成
回路はコンパクト性を重視して、トランジスタ回路で作成しました。もっと大きな回路ではICを使った方がコンパクトに作ることも出来るのですが、この位の回路ではトランジスタで作った方が小さく作ることが出来ます。抵抗器などは立てて実装します。
回路の車への取り付けは小さなケースにいれるか、ビニールテープなどで絶縁をしてダッシュボードの裏側などに取り付けます。
Cds素子の取り付けはヘッドランプケースの横にCdsがちょうど入るぐらいの穴を開け、接着剤などで取り付けます。
運転席のLEDも私はダッシュボードに小さな穴を開け、取り付けました。
取り付けは各自工夫して下さい。
回路動作について
<正常時>
Cds素子は光が当たると、抵抗値が下がります。ヘッドライトが正常に点灯していて、ヘッドライトの光がCdsに当たっていると抵抗値が小さくなり、R8を通して電流が流れ、TR3をON状態とします。そのため、LEDは点灯状態となります。
<ランプが切れた場合>
TR1とTR2で構成される無安定マルチバイブレータ回路はヘッドランプ回路をONとすると、常時、発振動作を行っています。右か左どちらかのヘッドランプが切れるとCds素子の抵抗値が大きくなります。その場合、マルチバイブレータの出力がD1を通してTR3に伝えられ、LEDを点滅させます。
回路図
Cds素子の種類の違いにより光に対する抵抗値が違います。R8により動作を調節します。
パターン図
穴のピッチは0.1インチです。
青い線はプリント板内の配線です。被覆付きのより線を使います。
プリント板配線の方法は
組立工程
を見て下さい。